Monthly Recommend – OCT 2024

2024年10月リリースの新譜 | moQo編集部がおすすめする作品はこちら!

Album | EP | Single

ニュージーランドのソウルシンガーのEP。表現力豊かな声と優しいメロディ、柔らかいギターのアルペジオの温かみに包まれる。同郷のシンガー・Wallaceをゲストに迎えた”Been and Gone”はムードたっぷりの必聴トラック。


Medicine | Louis Baker (🇳🇿New Zealand)

2024/10/04

Louis Baker

mainline.coのメンバー、GuimとJP Sunshineによるバルセロナのデュオの2ndアルバム。エレクトロ要素が強い曲や、ジャズのピアノ・生音のリズムを交えたラウンジ風のゆったりした曲などバリエーション豊かなラインナップ。良質なメロディが耳にフィット。


Ciutat I’Amistat | Ciutat (🇪🇸Spain)

2024/10/04

Primavera Labels

バンドの満ち溢れるパワーが感じられるダブルA面シングル。正統派ロックとパンクを併せ持ち、シンセサイザーが新感覚をもたらす。規則正しいリフから次第に荒々しく暴れていく様はライブ盤のようで生々しい。


i-Candy / Bonehead | Frankie and the Witch Fingers

(🇺🇸USA)

2024/10/09

Greenway

イーストロンドンの新進気鋭アーティストの2ndEP。鬱屈とした心情をそのまま音に乗せて無機質感のあるサウンドが得意と思われたが、メロウで温かみのある”Tear It Down”やトーンアップした”The Curb”で新境地を見せた意欲作。


Debris Joice | Humane The Moon (🇬🇧UK)

2024/10/09

Two First Names Recordings

ニューヨーク発のポストパンクバンドのシングル。自らを「ロデオコア」と称し、怪しげなサックスと絡む同等のギター、力強いドラム、柱となるベース、自由に振る舞うボーカル全てが強烈な個性を放っている。おどろおどろしい雰囲気で炸裂し、騒々しくも後味スッキリ。


Birthday Boohoo | Dead Tooth (🇺🇸USA)

2024/10/18

Greenway Records

ニューヨーク拠点・幼馴染み男女デュオによる5thアルバム。サイケなエレクトロサウンドに秀逸なソングライティング、楽曲をより引き立たせるボーカル。サウンドディレクションは進化したバンドサウンドとエレクトロの良い所取り。”Happy Again”の破壊力にやられた。


Memory Of A Day | Phantogram (🇺🇸USA)

2024/10/18

Neon Gold Records / Avenue A Records

シアトル拠点の夫婦デュオの2ndアルバム。安心感のあるインディポップはキャッチーなフレーズとかわいい女性ボーカル、60s/70sのレトロサウンドと遊び心から構成される。聴き手に2010年代に溢れたゆるさと余裕のチル感を与えてくれる。


Wah!!! | Chinese American Bear (🇺🇸USA)

2024/10/18

Moshi Moshi Records

デトロイト・ハードコアパンクの謎多き音楽集団のEP。ハードコアの轟音で埋め尽くされた空間に圧倒される。目まぐるしく変化するリズムは地に足を着くことを許さない。付いていくのがやっとだが、メロディだけ親しみを持つことを許された。掴み所がないのが音楽的刺激指数として非常に高い作品。


Everlasting Gaze | The Armed (🇺🇸USA)

2024/10/18

Sargent House

グラスゴー・4ピースバンドの2ndEP。没入感や思い切りの良さは作曲段階から4人で共同制作されたというだけあって、どの瞬間も聴き逃せない豊富なアイデアと一体感が色濃く表れ、バンドの方向性が確立されたことが証明された作品。


Wipe Clean | Conscious Pilot (🇬🇧UK)

2024/10/18

DevilDuck Records

ロンドン拠点・ハードコアパンクがベースにあるメンバーによるバンドの3rdアルバム。90年代のブリットポップを思わせるサウンドやギターリフに、シャウト気味のボーカルや時折激しい曲もあり、ハードコアの片鱗も覗かせつつもアルバムを通しては開かれたサウンドとなっている。


Guided Tour | High Vis (🇬🇧UK)

2024/10/18

Dais Records

4年前に納屋で録音されたというLazuli Vane(Patrick Taylor)が率いるバンドの3枚目のアルバム。大自然や大陸のスケールの大きさがダイレクトに響いてそこに連れて行ってくれる感覚。伸びやかな演奏に柔らかな歌声は素直に音楽と向き合い、全てを曝け出し、「記録」というのが相応しい。


Appalachian Seaform | Trash Panda, Lazuli Vane

(🇺🇸USA)

2024/10/24

Perpetual Eschaton

ブライトン拠点3ピースのデビューEP。ガレージパンクの”Walmart Song”からギターアルペジオがメロウな”New Tattoo”まで、5曲それぞれ違った方向からのアプローチ。ざらついたギター、一瞬立ち止まるフック、おっ!とさせられる仕込みが自然な流れの中で繰り広げられて楽しい。


FRIKTION. | Friktion (🇬🇧UK)

2024/10/23

Friktion

ユタ州のSSW・Emma Hardymanのプロジェクトの2ndアルバム。ハープやメルヘンチックなシンセ音が星の渦を巻き、弦楽器ソプラノボイスが周りに溶け込み、おとぎ話や小説の世界へ迷い込んだ錯覚までしてしまいそうな前衛的なドリームポップ。


Dear Divine | Little Moon (🇺🇸USA)

2024/10/25

Joyful Noise Recordings & Little Moon

バンクーバー・4ピースバンドの4thアルバム。カラッとしたサウンドで晴れた秋の空を眺めながら聴きたい一枚。ロック・カントリー・フォークを使い分けながら良質なポップソングが満載。”Yasmina”のギターソロ、離れていく愛を歌った”Am I Your Girl””Did You Love Somebody”も必聴。


Magpie | Peach Pit (🇨🇦Canada)

2024/10/25

Columbia Records

Songs

Stones Throw Records創始者のPeanut Butter WolfことChris ManakがBrian EllisとのコラボレーションをCampus Christy名義でリリース。素朴なボーカルと大スケールなバックのギャップ、ズレた演奏、色々と考えさせられる曲。


Horizon | Campus Christy, Chris Manak, Brian Ellis

(🇺🇸USA)

2024/10/01

Stones Throw Records

2019年からシングルリリースを継続中。”Lesser Men”は大人しいトーンで力の抜けたインディーポップという具合だが、既発曲を聴くと色々なタイプの曲がありそれぞれクオリティーが高い。デビューアルバムの報せをひたすら待つ。


Lesser Men | MASI MASI (🇬🇧UK)

2024/10/25

MASI MASI

ミニマリズムに焦点を当て、1つのビジョン、2人、3本の弦、3点のドラムさえあればいい、という理念で活動する2人組。確かにベースやハイハット・シンバルがないのにそれが全く気にならない。不完全と思われがちな2ピースだが彼らのユニークなアイデアで成立している。


Work for it | FALSE LEFTY (🇩🇪Germany)

2024/10/04

FALSE LEFTY

カナダと日本のハーフで、ベーシストのSSW。父のジャズ、母のクラシック、また日本のカルチャーに影響を受け、多岐にわたるジャンルから独自のアレンジを可能としたマルチな才能を発揮している。澄んだ声とアコースティックで構成されたこの曲はリラックスモード。


SHELL ( OF A MAN ) | Saya Gray (🇨🇦Canada)

2024/10/10

Dirty Hit