2024年11月リリースの新譜 | moQo編集部がおすすめする作品はこちら!
Album | EP | Single
レーベルメイトのMike Lindsayをプロデューサーに迎えたEP。リラックスした空間でのレコーディング環境が彼女の素朴さを最大限に引き出している。ゆったりしたテンポでポップ、フォーク、エレクトロ、サイケデリックなどの要素が感じられ、コーラスもシンセサイザー的な効果をもたらしている。おすすめ曲は’My Whole Life’。
When It’s the Time | Alice Costelloe (🇬🇧UK)
2024/11/01
Moshi Moshi Records
セルフ・プロデュースによるEP。気怠そうな甘いボーカルに、スタイリッシュなリズムに乗りやすいテンポ。アルペジオによるアンサンブルをはじめ、ギター・ベース・ドラム・シンセサイザーのハーモニーが素晴らしく、それらを包むリヴァーブで浮遊する感覚が気持ち良い。
Mirror, Mirror | Chelsea Days(🇺🇸USA)
2024/11/01
Cowboy 2.0
バルセロナの女性デュオによるEP。オルタナ、グランジ、ポストパンク、ガレージロックのバンドサウンド。ザラついたディストーションギターがかき鳴らされ、感情の振れ幅をかすれた声で話し声からシャウトで表現し、EP全体がひりついた熱量の高い楽曲で構成されている。
Ni un paso atrás | Pinpilinpussies(🇪🇸Spain)
2024/11/15
Aloud Music
医学教育研究所で自閉症の若者の監視を専門とする研究員で結成された特殊な経緯のあるバンド。ヘヴィで不穏なオルタナティブロックからスロウなドリームポップまで、男女ボーカルのメインによって雰囲気がガラリと変わる。多くはスピーキングスタイルでポストパンクの様相を見せるが何故か聴き入ってしまう。
PATAMI | Astéréotypie (🇫🇷France)
2024/11/08
Air Rytmo
バーモント拠点の4人組の2nd。リリース前から期待大のアルバム。印象的なギターリフと堂々としたサウンド。ふくよかなオーバードライブ系のギターに、芯と艶のあるボーカルが伸びやかに歌う。ストレートではないひねりを利かせたややオルタナ寄りのバンドが好きならおすすめ。
All Pleasure | THUS LOVE (🇺🇸USA)
2024/11/01
Captured Tracks
完成度の高い曲とサウンドで構成された2ndEP。ガレージロックの荒削りの要素から美メロパートへ滑らかに誘導するテクに圧巻。ボーカルとギターが主役で、フィードバックやファズでクセのあるフレーズから美メロに溶け込むギターサウンドと力強いドラム、枠からはみ出そうな音圧に壮大さや将来性を感じる。
It’s All Been Done Before | Flat Party (🇬🇧UK)
2024/11/15
Submarine Cat Records
カリフォルニアの双子デュオによるEP。ローファイなサウンドでパンクからインディーポップ、打ち込み系のポストパンクなど多種ジャンルから構成されている曲が集められている。感触はソフトからハードなものまで振れ幅も大きいが、たまに覗かせるポップのセンスが程よい快感をもたらす。
Six Desperate Ballads | The Garden (🇺🇸USA)
2024/10/30
Wyatt James Shears and Fletcher Steven Shears
ギターロックにバイオリンとシンセが加わったアートロックバンドのEP。ヒリヒリするコード進行でボーカルの感情の起伏は全部とリンクしてジェットコースターのような展開となる。クラシックなピアノとバイオリンはほんのりとアイリッシュの要素があり、見た目のカジュアルさよりも荘厳さがある。
Eazy Peazy | Man/Woman/Chainsaw (🇬🇧UK)
2024/11/08
Fat Possum Records
ブライトン拠点・3ピースバンドの6年ぶり2ndアルバム。3ピースならではのシンプルなアンサンブルで全体を通してインディーロックらしさのあるギターで温かく優しいサウンド。ボーカルは柔らかさの中に持つ強さがあり、楽曲に透明感と芯のこもった熱量を感じさせる。リラックスしたい時に聴くと沁みる。
The Good Kind | Our Girl (🇬🇧UK)
2024/11/08
Bella Union
Songs
11月のおすすめ曲プレイリスト
& 注目アーティストの紹介
オールディーズ感のあるボーカルがとても良い雰囲気を醸し出していて普遍的なものまで自分色に染める力強さがある。良質なポップソングが多い中、攻めたガレージロックサウンドと不穏なコードがオルタナ好きの興味をそそる。
Under The Rug | Arcy Drive (🇺🇸USA)
2024/11/01
Attic Rock
2024のフジロックに出演。インディーポップって何?と言われた時にこれを名刺にして渡してもいいくらいのシンプルな形で、この音、このメロディ、この浮遊感とポップさ加減が全て絶妙に合わさった1曲。
Occasional Stoner | Eyedress (🇵🇭Philippines)
2024/11/15
RCA Records
様々なリズムの組み合わせとベンドするシンセがサイケのように酔わせてくる。大胆な構成ながらサウンドは空間を埋め尽くすことなくすっきりしている。シャウトするボーカルも楽器の一部として機能しているかのよう。音に釘付けになり何度でも聴きたくなる。
Penetrator | YHWH Nailgun (🇺🇸USA)
2024/11/14
YHWH Nailgun
9月リリースのアルバム『Transparent Things』の未収録曲。スローなジャズテイストで、落ち着いた大人のムードが漂う。高級感がある歌声の存在感を最大限に引き立たせたバックのアンサンブルも情感たっぷりに哀愁を演出している。
Earth Return | Gia Ford (🇬🇧UK)
2024/11/06
Chrysalis Records